尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

ハードボイルド

ルパン3世はハードボイルドな男である。 アニメキャラにもかかわらずチクチクの体毛が描かれているのが男らしくて良い。 ハードボイルドな男はカッコいい。 それは、自分が誇りに思う姿に向かって正直にそうあろうとするからであり、またそれだけの実力が伴…

ボヘミアン・ラプソディー

アイルランドにて一年前の大晦日、おれはひとりだったので、寂しさのあまりシコタマ発泡酒を飲んで過ごした。 TVではQueenのライブをやっていた。 そして今、午前4時、早稲田の角部屋の両窓から爆音のボヘミアンラプソディーを出力している。 音楽に感情を乗…

就活やばお

諸君、「河童のクゥと夏休み」を観ただろうか。恐ろしいお話である。 あの映画がなつかしく感じる時期は危険である。人間への嫌悪が高まっているサインである。 「イントゥザワイルド」を半泣きで観た後3日寝込んだりするようになったらもう手遅れ、厭世のあ…

6月26日(内定なし)

就活は恐ろしいものである。 諸君、「何者」は観ただろうか。恐ろしいものである。 特に我々のような、アンチ・ソーシャルを極める者にとって、就活はもはや怪獣である。 内定を勝ち取った同級生が全員ウルトラマンに見える。 シュワッチ!彼らは赤と銀のパ…

卒業文集

このあいだ帰省した時に、卒業文集を読み返した。 就活の自己分析の足しになるかと思ってのことである。 小学校編を読んでわかることは、私が結構クソガキだったことだった。 おもしろフラッシュゲーム「マッチョでポン」にハマっていた当時のマイブームから…

髪型記

男の一番のオシャレは筋肉である。これは周知の事実だ。 女の子が化粧によって全員美少女になるように、男は筋肉を増量することによって全員ハンサムになる。 よって筋肉を鍛えない男は常時すっぴんでいる女の子と変わらない。 常時すっぴんでいる女の子には…

日暮

おはよう、世(よ)。 高校2年生の時に学校を辞めて以来、ひたすらに社会に背を向け心のうちに潜む様々な生易しいモノを弄んできた私だが、今一度世(よ)と対峙せざるを得ない時がきた。 就職活動である。 世(よ)は、ぼくたち日陰者に冷たい。 家の中でゴ…

卒論.docx

まえがき 私はこの大学4年間、何のためになるかもわからず文学を学んできたようだ。卒業論文を書くにあたって、せっかくなので大学生活を集大成するようなものを作りたいと思い、大学4年生21歳の現時点までで大学で学んで、わかったことと思うことを記録し…

ぜんぶ雪のせいだ。

筋トレ、山登り、スキー。これらは私の考える「三大不毛なスポーツ」である。 まず筋トレは言わずもがな、ただ重いものを持って(必要もないのに)闇雲に上げ下げし、ひたすら細胞を破壊することだけに努める不毛の権化みたいなスポーツである。 だいたいスポ…

クリスマス・イブ

もうすぐ12月も24日になり、雨は夜更け過ぎに雪へと変わり、あの子を乗せた翼は夜空へ消えて行き、B’zの稲葉は君の欲しがっていた椅子を買って帰るだろう。 私は幼少より妙にクリスマスおよび年末年始が好きで、病める時も健やかなる時も12月の終わりの方を…

あの夏へ

私はハンチング帽を愛用している。アイルランドで買ったものだ。 留学前、とち狂ってちんちくりんのゲキダサな髪型になってしまった私は、どうにか頭部のイガグリを隠蔽しようとしばらく帽子を被って生活していた。 初めはお父さんから没収した「パラダイソ…

月の爆撃機

文学部の授業は、社会からのはみ出し方をとてもわかりやすく教えてくだする。 教授という生き物は皆シューカツに唾吐いた上にケツ拭いてきた連中なので、言ってることがとっても社会的ウンコで安心する。 木曜日にとっている講義はとても面白い。 毎回なにや…

ぼくたちは世界を変えることができない

夜、帰り道、気分が優れなくて、飯を作る気になれず、かといって外食する気分でもなかったので、久しぶりにわせ弁でビビンバ焼肉弁当を買って帰った。 わせ弁は、昔からある早稲田の弁当屋で、主に揚げ物をゴロゴロのせた白メシの劇物を多く扱っており、値段…

グッド・バイブレーション(宇宙が泣いている)

今日は初めてバイトに遅刻してしまった。 いや、10分かそこらの遅刻はほとんど常習的に口笛吹きながらやってのけているのだが、今朝は1時間20分の大チョンボをかましてしまった。 いつも7:20と7:30にアラームを2つかけて寝ているのだが、今朝は2つ目のアラ…

語りえぬもの

これは金にならない勉強をさせるという噂の文学部とかいう碌でもない学部の講義で習ったことです。 「心」とは、抽象的思考を言語表現しようとする時に、言い表わし切れぬ処にある。 フロイトとかいうエロ親父が言っていたらしい。 だからなんだという話です…

窓際族の資質

私の父は社会不適合である。 性格いかれポンチであるにもかかわらず、銀行員というおカタイ職業に就いてしまったことを日々嘆いているが、そんな哀愁漂う炎の銀行員を私は敬愛している。 さらに私の弟も、井上陽水ばかり聴いているいかれポンチの社会不適合…

くろはえの

夏休みに松野くんと別府に行った時、戯れに詠んだ俳句が、佳作入選したという。 あれは、有名な「地獄巡り」の一角、白池地獄、俳句を投函するための郵便受けがあった。 その郵便受けはボロで、朽ち果てかけていたが、機能していた。 優秀賞に選ばれた句は、…

孤独のマーチ

不衛生な部屋で生活していれば相応の免疫がつくかといえばそうでもないようで、この季節の変わり目、私は安直にも風邪をひいたのだった。 何の芸もない男である。 不衛生な部屋で不健全な生活を送り、ただそのまま、気候のちょっとした変化に対応しきれなか…

バイト辞め夫

これは私の二つ名である。 始めたバイトをあまりにすぐ辞めることから、蔑みの意味を込めてこう呼ばれるようになった。 私は腑抜けなので、何か新しいことを始めようとするとすぐ怖気づき、おうちに逃げ帰ってしまいたがる。 そして布団の中でぶるぶる震えな…

イギリス一人旅 最終日

尿漏れ程度にしかお湯の出ない浴槽で四分の一身浴しながら考えていた。 あと一日何をしよう。 予定より早くロンドン古着屋を見終えてしまった私は、旅行最終日の丸一日をノープランのまま迎えることとなった。 素直にストーン・ヘンジでも見物しにいくかと思…

神田川

上京から3日経った。 16日はまるもくんとせいちろくんを呼び、兼ねてより計画していた持ち前の広いバルコニーを活かした「自宅deバーベキュー大会in早稲田」を決行し、大盛況のうちに終わった。 翌日、夏のイベントもこなした気になり暇を持て余した我々は、…

スペイン旅行記0

いまさらだがスペインに行った時のこと 留学の全課程を修了し、いよいよもう帰るだけの一番元気いっぱいな時期に、私はスペインへ遊びに行った。 ヨーロッパ最古の大学の一つ、サラマンカ大学への留学経験を持つやまだくんがやってくるというのだ。 彼は常に…

今日までそして明日から

今日は迎え火を焚きに、笛吹のおばあちゃんちに行くことになっていた。 それは夕方からの予定だったのでそれまで、朝起きたらまずスプラトゥーンをしようと、いつものようにWiiUを起動すると、どうしたことか、ゲームパッドの電源がつかない。 何度試しても…

引っ越し

先日、引っ越し作業を行った。 場所は相も変わらず本キャンパスのすぐそば。 文学部キャンパスこと戸山女子大のあたりはサイゼリヤしかないので、住むには退屈なのである。 対して大隈講堂を備える本キャンパス側には、神田川や都電荒川線が通り、生活感のあ…

こんにちは、モハメド・アリです。 一年ぶりに友達と会うと、留学どうだった?と当然聞かれます。 特に、どうということもないので、私は毎度返答に困る。 英語はからきしだが、筋肉はついたよ!と言うと、なぜかがっかりした顔をされるので、どうしろっちゅ…

iPhone7を買った男

昨日、iPhone7を買った。 長年の間、何と戦っているのかもわからず、熱にうなされるようにムキになってiPhone4Sを使い続けてきた私であったが、ついに世界最先端の科学技術をその手中におさめる時が来た。 ほとんどのアプリは対応しておらず、常時3Gのナメク…

高1の夏

我が家のスキャナーちゃんが小さいため無理矢理分割してスキャンしたらこのようなツギハギで隙間が空いてしまった。 加えて泣きたくなるほど面倒だったので2枚目は普通にiPhoneで撮影しました。 実はわたくし、高校1年生の頃、東京芸術大学を夢見て、東京…

すんこうさい

高校二年生の頃、文化祭のポスターおよびパンフレットの表紙を任された。 右上のきざなキャッチコピーは私の考えたものではない。 小学校からの内部生であった私は、小学生時代に培った「絵の上手なおすぎ(小学校時代のあだ名)」としてのコネにより、誠に…

イカ!イカ!

こんにちは。THE虎舞竜です。 最近投稿がありませんね、と全国8000万の読者から、お手紙およびおスパムメールをいただいています。 冒頭部分を何度も書いては、途中で筆を投げています。 留学から帰ってきての気持ちとか、せいちろ君と行った大分旅行とか、…

いつかは皆 旅立つ

それぞれの道を、歩いてゆくぅぅぅぅ こんにちは、Joe Yabukiです。(ネイティブ) ついにここドブリンでの生活も最終日となりました。 21に寮を追い出されたので、今は市内のユースホステルに泊まっています。 ドミトリーのベッド四つを買い占めて、擬似シン…