尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

引っ越し

先日、引っ越し作業を行った。

場所は相も変わらず本キャンパスのすぐそば。

文学部キャンパスこと戸山女子大のあたりはサイゼリヤしかないので、住むには退屈なのである。

対して大隈講堂を備える本キャンパス側には、神田川都電荒川線が通り、生活感のある町並みが広がっていていくらか寂しくない。

都電荒川線自体は一生使わないような駅しか停まらないので実用性はゼロだが、路面電車特有の趣があって好きである。


部屋決めは、引っ越しオタクのガンシゲルコウジくん監修のもと行った。

彼は特に環境が変化したわけでもないのに同じ駅区域内で引っ越しを行った変態である。

おれはすぐうんざりする部屋探しが大好物で、同伴を提案したら喜んで付いてきてくれた。

もともと最王手のアパマンショップで探すつもりだったが、降りるバス停を間違えて、想定外に目に入った他の不動産代理店に入ってしまった。

名前はルームピアといったが、そこはロクな家を提案しない無能の吹き溜まりであった。

犬小屋のような物件をいくつか紹介されたのみで、完全に時間を無駄にした。

その後に行ったアパマンショップは、入店するや否や優良物件を12件マイ秒で提示してくる超有能スタッフがおり、ものの30秒で契約を成立させることができた。

ルームピアでもらった物件情報の入っていた封筒は、飼い犬のウンチを入れるのに使うことにした。



引っ越し作業は、使い道のない筋肉を日々養い続けている筋肉お父さんに手伝ってもらったので、2日で終えることができた。

大方滞りなく済んだが唯一ポストの暗証番号が知らされていたものと違い、開けるのに苦労した。

筋骨隆々なおじさんと汗だくになりながら小一時間苦闘し、なんとか解くことができた。

ポストの前で悪戦苦闘していれば当然幾人もの住人が横を通るわけで、怪しい者に見られていたかも知れない。

そのうちたまたま通りかかった隣の部屋の人が、前日の引っ越し作業をしているのを見て顔を覚えていたのか、親切にしてくれたので、暗証番号の法則性を掴むことができたのだった。


来週あたりから東京の暮らしに戻ろうと思う。

いつまでも実家で悠々自適に暮らしていたいが、流石にこのままでは何も生まれなさすぎるので、強いてこの身を孤独の町TOKYOに投じ直そう。

そういえば、好きな漫画「それ町」が完結していた。ちょびっとセンチメンタル。