尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

SEX EDUCATION

最近、NETFLIXのオリジナルドラマ「セックス・エデュケーション」にハマっている。

海外ドラマをマトモに観るのは小さい頃NHK教育でやっていた「フルハウス」以来だが、これが非常に面白い。

このドラマの存在は以前から知っていた。ただ、タイトルから推察されるに、性に乱れる学生たちを描いて尖っているふうに見せる、日本でいうところの「全裸監督」のようなイケスカなさを感じて手を出すことがなかった。

セックスそのものを題材としている作品は面白くない。セックスをこんなにストレートに描いちゃうんだぜ、斬新だろ、みたいな表情がスケスケであるからだ。

映画「ヘルタースケルター」で沢尻エリカがオモクソセックスしているシーンがある。あのシーンが話題になること自体既に面白くない。

あの沢尻エリカがセックスシーンを演じているということに観客が惹きつけられて、そのシーンが持つ意味は印象として伝わっていない。

エロとグロは意味がなくても人の興味を惹きつける性質を持っている。

エログロの漫画広告がネット上に絶えないのはそういう理由である。

つまり、何が言いたいのかというとセックスを描くことそれ自体で観客を惹きつけている作品はツイッターの広告で出てくる漫画と同レベルである。

 

その点、「セックス・エデュケーション」は、

ご察しの通りというか、作中、学生たちはめちゃくちゃセックスする。そういうシーンがいっぱいある。

シーズン1・第1話を初めて見た時、その冒頭もあまりに烈しいセックスシーンから始まるのだが、その時こそ少しギョッとするような印象を抱いた。

しかし、それは最初だけで、以降セックスのシーンがいくら差し込まれても違和感を覚えない。単に話の展開に必要なシーンだからそこにセックスが描かれているということがわかる。

様々な性の形態を面白おかしく描きながら、話の主題はあくまでも普遍的なティーンエイジャーの悩み・葛藤であり、それがリアルで面白い。

おすすめです。

 

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セックス・エデュケーション | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト