尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

尾ひれ100%日記

夏の憂鬱、冬の憂鬱

ぼくは年中陰鬱を抱えて生きている。 常に何かしらの不安やワダカマリに囚われ、気分上々↑↑のはじけ飛べファンキナイな心持ちで夜寝て朝起きたことなど久しくない。 寝る前、会社からの帰り道、シャンプーをしている時に、不安がぼくを襲う。 ぼくは思わず「…

「はじめてのおつかい」の涙

諸君は「はじめてのおつかい」を見ただろうか。「はじめてのおつかい」を見ただろう。 「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」と同等レベルに大衆泣かせるテレビ番組として名高い「はじめてのおつかい」である。 かく言う私も「はじめてのおつかい」を見て…

ひとづきあい

私は昔からスムーズな会話をする方法がよくわからないし、爆笑のトークもできないので、人付き合いが苦手であった。 かといって人が嫌いなわけではないので、できる限りは人に優しくしたいと思っているし、愛想笑いをする方である。 ある時期は、人付き合い…

仕事に対する考え方

人間、生きていくにはお金が要るので、誰もが何らかの形で仕事をしてお金を稼いでいる。 生きていくのにお金が要るということ自体、真理であるかは怪しいものだが、今は原理として受け止め、それに対して疑問を持つことはしないでおく。 仕事を人生の中心の…

感受性と人間模様

私は根暗なので、人間を苦手とする。 しかし、人間を苦手とする大多数の人がそうであるように、私もそれだけ人間を愛する。 私は特に複数人の人間を相手にするのが苦手だ。 それは私の声がこもりやすく、複数人を相手に発言すると無視されちゃうことがあると…

電子たばこの支配

バイト先にバッチャンという変なあだ名の男がいた。 彼は元ドカタでスニーカーオタクのバカ田大学生である。 バイト先は私含めバカ田大学の文学部生が多く、彼らは皆喫煙者であった。 バッチャンもその一人であったが、ある日から電子たばこを喫うようになっ…

旅行の価値

ニンテンドースイッチが欲しいと思った時、3万円するので高くて買えないと思う。 しかしその実、私たちは3万を遥かに凌いで高額な「家賃」を毎月バカのように払い続けている。 仮に家賃をひと月でも節約できたとしたら、ニンテンドースイッチと人をダメにす…

Yahooブログサービス終了に伴って

Yahooブログが今年をもってサービス終了するとのことだ。 他社ブログへの記事本文の移行は5月より可能になるらしいが、コメントは消えてしまうとのこと。 中学二年生の頃より続けてきたブログだけに寂しい。 とはいえ、Yahooブログで書いている著名人などノ…

TWILIGHT FLIGHT

妹が留学に旅立った。 見送りに、家族みんなで空港へ行った。 空港というのはなぜあんなに寂しいのか。 フライトの時間の18時頃には、空まで茜がかり、広すぎるロビーには人もまばらだった。 成田空港のヤバイのは、ロビーから手荷物検査をした後に通るガラ…

世代交代

最近アルバイト先に新しい人が増えた。 少し前からいる国際教養学部の後輩が国際教養学部的な人脈を発揮して連れてきた女の子二人である。 “国際教養学部的な”といってもオランダ人やスウェーデン人を連れてきたわけではない。 ジュン・ジャパニーズの女の子…

「ボヘミアン・ラプソディ」回想

伝説のバンド「Queen」の映画が昨年11月に公開された。 映画館で予告編を観たその瞬間から楽しみで仕方なくなり、公開日までの半年間ぐらいをQueenのみを聴いて過ごした。 結果、ボヘミアンラプソディーを空で歌えるようになり、胸毛が一回り濃くなった。(あ…

卒論アトガキ

何がしたいのか。 思うに、独自の実感に飢えているのだ。 ひとまず卒論を書き終えた。4万字というボーダーは苦痛だったが、案外楽しく書いていた。 私の卒論がひどい出来に見えるのは、論証に対する丁寧な姿勢と体系的な構成を組む能力の欠如、つまり怠惰ゆ…

熊のおじさん

最近お父さんがノスタルジーを持て余して昔の写真を発掘しては家族LINEに連載している。 小学生ぐらいの私を見ると、目が大きくて表情も豊か、光GENJIか?と見紛うほどの美少年である。 しかし中学生ぐらいからショボショボと目が細まっていき、髪型はダサく…

山登りの意図

秋晴れ爽やかな今日この頃いかがお過ごしでしょうか。 私はソロソロ卒論に取り掛からなければなりません。 今日は久しぶりに大学へ行きました。 思えば大学二年生の頃以来、マトモに勉強ということをしていなかったので、懐かしい気持ちになりました。 この…

ハードボイルド

ルパン3世はハードボイルドな男である。 アニメキャラにもかかわらずチクチクの体毛が描かれているのが男らしくて良い。 ハードボイルドな男はカッコいい。 それは、自分が誇りに思う姿に向かって正直にそうあろうとするからであり、またそれだけの実力が伴…

ボヘミアン・ラプソディー

アイルランドにて一年前の大晦日、おれはひとりだったので、寂しさのあまりシコタマ発泡酒を飲んで過ごした。 TVではQueenのライブをやっていた。 そして今、午前4時、早稲田の角部屋の両窓から爆音のボヘミアンラプソディーを出力している。 音楽に感情を乗…

就活やばお

諸君、「河童のクゥと夏休み」を観ただろうか。恐ろしいお話である。 あの映画がなつかしく感じる時期は危険である。人間への嫌悪が高まっているサインである。 「イントゥザワイルド」を半泣きで観た後3日寝込んだりするようになったらもう手遅れ、厭世のあ…

6月26日(内定なし)

就活は恐ろしいものである。 諸君、「何者」は観ただろうか。恐ろしいものである。 特に我々のような、アンチ・ソーシャルを極める者にとって、就活はもはや怪獣である。 内定を勝ち取った同級生が全員ウルトラマンに見える。 シュワッチ!彼らは赤と銀のパ…

卒業文集

このあいだ帰省した時に、卒業文集を読み返した。 就活の自己分析の足しになるかと思ってのことである。 小学校編を読んでわかることは、私が結構クソガキだったことだった。 おもしろフラッシュゲーム「マッチョでポン」にハマっていた当時のマイブームから…

日暮

おはよう、世(よ)。 高校2年生の時に学校を辞めて以来、ひたすらに社会に背を向け心のうちに潜む様々な生易しいモノを弄んできた私だが、今一度世(よ)と対峙せざるを得ない時がきた。 就職活動である。 世(よ)は、ぼくたち日陰者に冷たい。 家の中でゴ…

卒論.docx

まえがき 私はこの大学4年間、何のためになるかもわからず文学を学んできたようだ。卒業論文を書くにあたって、せっかくなので大学生活を集大成するようなものを作りたいと思い、大学4年生21歳の現時点までで大学で学んで、わかったことと思うことを記録し…

ぜんぶ雪のせいだ。

筋トレ、山登り、スキー。これらは私の考える「三大不毛なスポーツ」である。 まず筋トレは言わずもがな、ただ重いものを持って(必要もないのに)闇雲に上げ下げし、ひたすら細胞を破壊することだけに努める不毛の権化みたいなスポーツである。 だいたいスポ…

クリスマス・イブ

もうすぐ12月も24日になり、雨は夜更け過ぎに雪へと変わり、あの子を乗せた翼は夜空へ消えて行き、B’zの稲葉は君の欲しがっていた椅子を買って帰るだろう。 私は幼少より妙にクリスマスおよび年末年始が好きで、病める時も健やかなる時も12月の終わりの方を…

あの夏へ

私はハンチング帽を愛用している。アイルランドで買ったものだ。 留学前、とち狂ってちんちくりんのゲキダサな髪型になってしまった私は、どうにか頭部のイガグリを隠蔽しようとしばらく帽子を被って生活していた。 初めはお父さんから没収した「パラダイソ…

月の爆撃機

文学部の授業は、社会からのはみ出し方をとてもわかりやすく教えてくだする。 教授という生き物は皆シューカツに唾吐いた上にケツ拭いてきた連中なので、言ってることがとっても社会的ウンコで安心する。 木曜日にとっている講義はとても面白い。 毎回なにや…

ぼくたちは世界を変えることができない

夜、帰り道、気分が優れなくて、飯を作る気になれず、かといって外食する気分でもなかったので、久しぶりにわせ弁でビビンバ焼肉弁当を買って帰った。 わせ弁は、昔からある早稲田の弁当屋で、主に揚げ物をゴロゴロのせた白メシの劇物を多く扱っており、値段…

グッド・バイブレーション(宇宙が泣いている)

今日は初めてバイトに遅刻してしまった。 いや、10分かそこらの遅刻はほとんど常習的に口笛吹きながらやってのけているのだが、今朝は1時間20分の大チョンボをかましてしまった。 いつも7:20と7:30にアラームを2つかけて寝ているのだが、今朝は2つ目のアラ…

語りえぬもの

これは金にならない勉強をさせるという噂の文学部とかいう碌でもない学部の講義で習ったことです。 「心」とは、抽象的思考を言語表現しようとする時に、言い表わし切れぬ処にある。 フロイトとかいうエロ親父が言っていたらしい。 だからなんだという話です…

窓際族の資質

私の父は社会不適合である。 性格いかれポンチであるにもかかわらず、銀行員というおカタイ職業に就いてしまったことを日々嘆いているが、そんな哀愁漂う炎の銀行員を私は敬愛している。 さらに私の弟も、井上陽水ばかり聴いているいかれポンチの社会不適合…

くろはえの

夏休みに松野くんと別府に行った時、戯れに詠んだ俳句が、佳作入選したという。 あれは、有名な「地獄巡り」の一角、白池地獄、俳句を投函するための郵便受けがあった。 その郵便受けはボロで、朽ち果てかけていたが、機能していた。 優秀賞に選ばれた句は、…