夏の憂鬱、冬の憂鬱
ぼくは年中陰鬱を抱えて生きている。
常に何かしらの不安やワダカマリに囚われ、気分上々↑↑のはじけ飛べファンキナイな心持ちで夜寝て朝起きたことなど久しくない。
寝る前、会社からの帰り道、シャンプーをしている時に、不安がぼくを襲う。
ぼくは思わず「キャッ」と悲鳴をあげてしまうので、側にいる人を驚かせる。
不安は心を、かき乱すものであるが、時に静かにもする。
台風が去って、秋がやってきたように思う。
季節の変わり目は、普段気に留めていない地球を感じさせる。
そういう時、不安にかき乱されてメクラになっていた心が、ふと地球を受け入れて、生きていることを思い出す。
不安がなくなるわけではないし、希望が見えるわけでもないが、静かに現実を受け入れる心が蘇るような気がする。