尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

日暮

おはよう、世(よ)。

高校2年生の時に学校を辞めて以来、ひたすらに社会に背を向け心のうちに潜む様々な生易しいモノを弄んできた私だが、今一度世(よ)と対峙せざるを得ない時がきた。

就職活動である。

世(よ)は、ぼくたち日陰者に冷たい。

家の中でゴロゴロしながら、ほわほわしたことを考えてばかりいるのを許さない。

世(よ)は、家賃を取り立ててくるし、水道を止めたりしてくる。陰湿極まりない、いやな奴である。

世(よ)の仕組みは、私に合っていない。

世(よ)は、人々に一括して人生に干渉してきて、時折重要な決断を迫る。

私の抱える目下一番の心配事は、冷凍庫のふたが壊れてしまったことだ。

ここから冷気が漏れるので、季節は春めいてきたというのに、私の部屋だけ未だに冬のように寒い。