尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

学会GIRLに就て

諸君は「学会ガール」を知っているだろうか。
終電潰えし深夜0時以降、「武蔵野油学会 早稲田本店」を一人訪れ、黙々と油そば大盛りを貪る妖怪である。
その時間帯の武蔵野油学会、通称「学会」に集う者たちの多くは「孤独な男たち」である。
様々なものをかなぐり捨て、ひたすらに不健康という名の覇道を突き進む男たちがルパンのBGMに合わせて踊り狂うこの世の終わりがそこにはある。(店内にはルパン三世のテーマの謎アレンジが延々と流れている)
学会ガールは、かくのごときホモソーシャルな荒地に平喘と降り立つのだ。
男たちの好奇の視線が惜しみなく浴びせられようとも、彼女たちは動じない。
女性諸君、あゝ富士そばに一人で入ることもできぬ女性諸君よ。これが学会ガールである。
人は言う。「恥ずかしくはないのか」「そうまでして食いたいか」
まさしく、食いたいのである。いかにしてでも、食いたい瞬間がおれたちにはある。
共感と、尊敬の念を孕んだ瞳で捉えた学会ガールは強かであり、そして美しい。
ゲレンデで見る女が2割増しならば、学会で見る女は6割増しは固い。
早稲女よ、あゝ脇毛を処理せざる女を捨てし早稲女諸君よ。学会へ来たれ。
女としてではない、早稲女としてでもない、人間としての美しさがそこにはある。


ア・ロッツ・オブ・ラヴ