尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

男性ホルモンはレザーを欲する

先日落っことした布団ですが、昨夜泥棒然と塀によじ登ったところ案外届いて回収することができました。
かっこいいブーツを履いていたおかげだと思います。
あのかっこいいブーツは、履くと足の長さが5万メートルになるのです。
よかったです。

ハイスコアガールが連載再開するようです。
嬉しい!
最近、僕にとって漫画は、好きな作品の新巻が出ても見送りがちなほど生活から遠のいていますが、ハイスコアガールの連載再開を聞かされた時は胸が踊りました。
最近の僕の気分はああいう漫画を欲しているようです。

明後日の演習で研究発表があるので、今僕はとても忙しいわけです。
先日すね毛を冗談で剃った、正しくは溶かしたのですが、いやこんなことはどうでもいいのです。今僕は左足の土踏まずを攣ったわけで、そうなのだ、僕はこのあいだ、眼鏡を買ったのだ。

革ジャンを買いました。
中古ですが。そして夏ですが。
それというのも、一ヶ月ほど前に、ある哲学の講義の面白い教授が、若い頃は哲学者の顔をプリントしたTシャツに革ジャン・ジーンズで街を闊歩していたという話を聞いて以来、なぜか無性に革ジャンが欲しくなってしまったのです。
しかしまあ、もう暑くなるしなあ、などと思って我慢しながら毎日過ごしていたのですが、5月に入っていよいよ革ジャンが欲しすぎて男性ホルモンが暴走するあまり気が狂ってしまったので先日古着屋で適当に似合うのを買いました。
買った当日一回着たきりですが、部屋に飾ってあるのをたまに眺めたり触ったりにおいを嗅いだりするだけで満たされるので既にもとはとったと思います。
ちなみにその哲学の教授ははげ頭でまったく憧れる要素はなかったので不思議です。


文学を学ぶ者としては、物質主義に対して意図的に反抗することは義務みたいなものなので、バイトをしてはその賃金を服に注ぎ込むなどということはやってはならんのです。
しかし、まあ僕の働きぶりといったら文学部の風上に置いて然るべき緩さなので、あくせく働いているというわけではまずないのでありまして、服に注ぎ込む金も、あくまで美的なものの追求活動としての範疇を超えない程度であることはきっぱりと断ることができます。
なるほどそうなのだ、これは美的活動なのだ。人間の尊厳がここにはある!よかった。アンシン・アンシン