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哲人であれ

「14歳からの哲学」を読みました。

仕事がなく暇だったので。

14歳からの哲学 考えるための教科書

14歳からの哲学 考えるための教科書

  • 作者:池田 晶子
  • 発売日: 2003/03/20
  • メディア: 単行本
 

 

僕は14歳ではないのですがね。

 

いつも僕がここで書いているような根暗事(ねくらごと)が丁寧に書いてあります。

考えるって、何だい?とか、自由って、何だい?とか、本当にそんな感じ。文体もそう。

 

SELF LOVE

みんなは自分を愛しているかい?

自分を愛していない人間が、他人のことを愛せるわけがないんですよ。

こりゃ大きく出たね。それはなぜかい、と。

 

君は精神を鍛えているか?

快と不快によってのみ行動を選択する虫野郎になってはいないかい?

僕はしばらく精神を鍛えることを忘れていた。

大学時代に柄谷行人を読んだあたりから変な影響を受けて、快・不快の根底にこそ真実があるような気がしていたからだ。

それは、その瞬間の、その人の真実の姿に違いないが、逆に言えばその瞬間だけだ。

やっぱり僕も、何がしたいか?ではなく、何をするのが正しいか?と考えることによって選択したい。

それができていないから、これほど孤独を恐れる。

よく考えもせずに孤独から逃げようとするから怖い。不快と向き合い、我が物とすることで初めて一つ生きたと言える。

ですよね!?