エモいことを真剣に話す
エモいことを真剣に話す機会がない。
情緒的な会話が許されるTPOは、革ジャンとポマードが許されるTPOぐらい少ないと思う。
おれはどちらも大好きなので、ふだん非常に窮屈な思いをしている。
一方で、その場にそぐわないと知りながらエモいことを話して楽しいほど自分の世界に生きていないし、それほど良い革ジャンも持っていない。(良い革ジャンは10マンぐらいするから)
というわけで、こうして便所の落書きみたいに人知れずシコシコと、この場に思うことを書いているわけである。
せっかく書いても、人に読ませるのが申し訳ない内容しかないので、自ら宣伝することも憚られて何か実になることがあるわけでもない。
一度小説でも書いてみようか。
書きたいことはあっても、それをクリエイティブに落とすことが難しい。
デザインもそうで、コンセプトを精緻化しても、それをどう表現するかが難しい。
何か言いたいことがあって、それをそのまま書くのではただのレポートになってしまう。
どれだけ素晴らしい考えであっても、またどれだけ論理的に整理されていようと、芸術性が施されなければ、人間の心に踏み込むチカラが不足してしまう。と思う。
論理が極まると芸術性を持つことはあるけど。
なんにせよ情緒を呼び起こさんと、心の本当のところには刺さらん。
このあいだ、会社のワークショップなるもので、会社のビジョンについて議論した時は面白かった。
会社のビジョンといっても、経営計画みたいなつまらない話ではなく、弊社はブランディングの会社なので、人々をどういう気持ちにさせたいか?のようなエモ寄りの話を深掘りするような会だった。
コピーライティングが本業のオネエっぽいオッチャンとも話した。良いコピーを見ると泣いちゃうと言っていておもろかった。
おれも良いコピーで泣きて〜〜そして一方で泣かせて〜〜
別に泣かせたくないな。人の気持ちあんまどうでもいい。
正確には自分で自分を泣かせたい....結局おれは自分のことばかり.....
この件についてはまたいつか考えよう。