尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

パリ旅行記 二日目 古着屋編

二日目からは一人旅、僕は写真を撮る文化のない村で生まれ育ったので、今回から格段に写真が減ります。

二日目は古着屋巡り。古着古着!おれはボロくて古臭いものが好きだった。
ちなみにガンシゲルコウジが好きなのは胸にお馬さんがいる安いシャツであって古着ではない。

計画としては、事前に調べておいたいくつかの古着屋の場所を押さえながら、マレ地区からエティエンヌ・マルセルにかけて闇雲に走り回ろうというものだった。
そしてその一環としてピカソ美術館にも行った。

ホテルで朝食を気持ち悪くなるまで食べて、10時半頃出かけた。
サン・ポール駅で降りて、とりあえず南下すると、「美大生の団地」みたいなのがあって、アンティーク雑貨の小店がたくさん並んでいた。ヴィラージュサンポールというそうだ。青山にありそう。
おれが行った時が午前中だったからか、大部分の店は閉まっていた。

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イカした落書きがたくさんある。これは腸みたいなのがきもい。

次はピカソ美術館へ。
ピカソ美術館はとってもグッドだった。
疲れない程度に充実した展示品の数と、内装もセンスが良く、結構空いているのもあって快適に廻覧できた。
何より学生はEU圏留学生も含めて無料なのが良い。今回の旅で行った美術館はほとんど無料で入れた。

絵画鑑賞の後、気分よく路地を歩いていると、上から鳩にウンチをかけられてガン萎えした。

マレ地区は古着だけでなく正規の服屋も多くあった。
うち一つの店で、派手な総柄シャツが安かったので買ってしまった。
事前にすれ違っておいた男の着ていた総柄シャツが芸術家っぽくて格好良かったので、おれはその時妙に総柄シャツが欲しかったのである。

古着屋は二番目に行った店でクソデカな革のアウターを購入してしまったことにより一瞬で物欲が満たされて、一応予定したマレ地区の古着屋はすべて回ったものの、結局その店でしか金は使わなかった。
そこはFree'P'starというマレ地区に三店舗構える激安古着店の一つだったようである。バーゲンセールのように人が多くて、店内が狭かった。
そこは安いし一点ものの感が強い服が多くてよかった。

エティエンヌ・マルセル駅のほうへは体力的にも行けないと判断してその日はまだ18時ぐらいだったがホテルに戻ることにした。

またこの日は、帰りのメトロで切符を改札に通さなかったために罰金30€とられた。
機械が切符を受けつけず困っていたところ、知らない兄ちゃんが一緒に改札を抜けさせてくれたのだが、その後運悪く検査官に遭遇してしまったのである。
機械が故障していたという報告を受けたために、検査官が派遣されたものと思われる。おれは彼らの小遣い稼ぎのダシに使われたということだ。まったく腹が立つ。

その日の夜はビールとクリスマスの鳥をスーパーで買ってやけ酒をした。



古着屋で買ったもの紹介のコーナー

Looks
Joe Yabuki 8時間前
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・帽子(30€くらい)・・・ダブリンのニット屋さんで購入。だいたいの道行くじじいとお揃いになる。
・シャツ(10€)・・・パリの古着屋で購入。葉っぱの絵がいっぱい描いてあってナウい。いい感じに小汚い。
・アウター(10€)・・・パリの古着屋。豚の革、刺繍がナウい。着ると芸術家になれる。油絵がうまそう。背中にCOUNTRYと書いてあってホームシック予防効果が抜群。
イメージ 3・肩掛けニット(5€)・・・パリの古着屋。お腹に絵画が描かれていてとってもアーティー。アウターの下で肩掛けすることにより僧帽筋が盛れる。







ちなみにこの写真は、シテ島がバックの写真を撮ってもらおうとしたのに、撮影者のご婦人の指示で反対側に立たされてしまったときのものである。