尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

夏が来るから海へ行こうよ


今日、いつものようにすき家で三種のチーズ牛丼・並・汁だくをムシャムシャ食べていると、YUIの「SUMMER SONG」が聞こえてきた。
テレビもツイッターも見ないので普段世間から隔絶された隠者のような生活を営むおれとしては、こうして飲食店やコンビニで聞くラジオが唯一の世間との繋がりになる。ドン・キホーテはいつ行ってもご自慢のテーマソングを流すだけで全く使えない。
そうか、もう夏休みか。
夏なんだからもうちょっと冷えた麦茶を出せる工夫をしろ、温い麦茶だったらまだ冷たい水のほうがいいんだから、そういうことやってるから他の牛丼チェーンに遅れをとるんだ。松屋がチーズ牛丼始めたらすき家なんてワンパンで倒産するんだからな。
ともあれ、夏休みだった。
かくいうおれも昨日の二錬金(お金を錬金するようなチョロいバイト内容であったことと二日連続勤務であったことのダブルミーミングを示す巧みな造語)を終え、お盆休みに入ったところなので、今日から本格的に夏休みが始まるわけだ。
ということはTOEFLの最終試験も迫っているということになるが、おれはそういう説を全く信用していない。迫ってなどいない!
夏休みはどこも遊びに行かない代わりに一回も働かんぞうと粋がっていたが、結局遊ぶしバイトもある。
このままでは勉強に身が入らずにだらだらと試験を迎えてしまいそうだ。
バイト先で中学生相手に「このTOEFLというテストはね、英語をどれだけ知っているかではなく、英語をどれだけ使えるかっていうのに焦点を当てているテストなんですYO!」などと言っている場合ではない。
おれのバイト先は留学や海外大への進学を志す中高生を対象とした英会話塾みたいな所だが、社員たちは英会話塾であることを頑なに否定し、「ラーニングセンター」を自称している。
授業はまさにTOEFLでスコアをとるためのものを展開しており、生徒のカルテを見るとTOEFLスコア80点とかざらにいてビビる。
「どんな少年期を送ってきてんねん」と宮迫博之はよしきみたいな顔で言う。
おれのスコアも65点まででいいから上げて欲しいのだが、深石りょうすけ(大学の友人で同じバイト先に勤める公務員が将来の夢のヘタレ男)に半笑いで出欠をとられると思うと(生徒の出欠確認はアルバイトの仕事)(おれはポンコツなのでしばしばやり忘れて社員の田代さんに軽蔑の眼差しを受ける)とてもじゃない。
あんまりバイト先のことを書くと社員に見つかり、社会人特有のマジなお叱りを受けるかも知れないのでこのあたりで話題を戻したい。
戻そうと思って何を書いていたか今読み直してみたが、戻るべき話題は存在しなかった。
じゃあYUIに戻ろう。じゃあってなんだ。
おれはYUIとかaikoとかのCMソングを全然iPodに入れてフルで聴きたいタイプの人だった。なんならナオト・インティライミの「恋する季節」というサビ以外ゴミのような手抜き作曲を感じる曲などもiPodにある。
YUI可愛いよね。
拝啓、YUI
今この手紙は静岡、もとい白川郷行きのバスでしたためているのですが、何やら明日は雨が降るという予報を小耳に挟みました。
それが、またそうしておれのことを「雨男」と蔑み、石を投げつけたいだけの魂胆からきた悪ふざけだとしたら今すぐ真実を教えていただきたい。
このところ洗濯物をめぐる天気との熾烈な心理戦も必要なしと思える晴れ続きだったのに、明日明々後日に限り雨が降るなどというふざけたことがありましょうか。否否否。断乎として否。千辺否。
おれはこの夏の白川郷行きを中学三年生の頃から夢に抱いて今日という日を指折り数えてきたのですよ。
それをあなた。雨なんてものは農家の頭の上だけに降っていれば良いのだ。
どうして降るなという日に降るなという所へ降る。おまえはバイト先のおれか。言うことを聞きたまえ。
雨、やめろ。
どうか晴れの祈祷を。うんちっち。


太陽の早大生 スギ・ヤマリョウ