尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

仮免立ちぬ

今日は仮免の試験の日だ。
実はこの自動車教習、受験の終わった直後の春休み、すなわち俺が言うところの「栄光ある余暇」の際一度試みている。しかし栄光ある余暇になぜ早起きをしなければならないだろうか、否、するわけがない。俺は高校を朝起きられなくて辞めた男だぞ。諸君は大学入ってやっと単位の落ちる心配をしだしたかも知らんが俺は高校2年生の時すでにそれと戦っていた。格が違う。(ちびまるこちゃんのナレーション「数段下である」)
だから高校の時すでに俺は「この授業は進級に影響ないから切って~」とか言ってたんだ。そのおかげで単位修得について驚くべき取捨選択スキルと課題処理能力が身についてしまった。(早起きのスキルは毛ほども身につかなかった)

以下にダイジェストで教習を振り返る。

8月3日
教習のAVクソつまんねーからせめてナレーションをCV:花澤香菜にしてくれと思った。

8月5日
ドライブ歴二日にして居眠り運転を習得。

8月6日
居眠りこいた学科の教官が次の技能も俺の担当だったもんだから気まずくて面舵いっぱいで藪に突撃してしまう。

8月7日
クランク(屈折コース)の練習でハンドルを切るタイミングで「イマダ!」って言って教官に笑われる(めっちゃ平和)

8月10日
車両感覚がゼロだから「おw今回は上手く曲がれたなw」って思いながらドヤ顔でポールに激突する。

8月11日
今日である。学科の対策は「20年後of大島優子」みたいな顔をした受付のおばちゃんがアドバイスしてくれた通り模擬テスト問題集を一通りやって、その感覚ではなんとか合格点はとれるだろうというところまで仕上がっていたのだがツイートにもある通り問題は技能にある。
俺はその場のパフォーマンスで点数がつくタイプの評価のされ方を得意としない。この前の英語のクラスでのポスター・プレゼンテーションは徹夜明けテンションと聴衆が山田一人で練習を踏めた上に本番もめっちゃ調子こいた相槌をうつきりゅう一人という好条件のもと奇跡の満点を獲得することができたが、本来ああいうパフォーマンスは俺の苦手とするところだ。だから面接とかそういうのはダメなんだ。あんなもので俺は計れねえのさ。
不安点は二つ。まず屈折コースだ。曲がるタイミングでイマダ!などとゆってる場合ではない。
ツイートにもある通り俺は車両感覚がゼロなんだ。あんなもの身につけろという方が無理だ。車はエヴァンゲリオンではない。シンクロ率は0%だ。ゲンドウも完全にマダオの方の声になって慌てて冬月にすがるレベルで車両感覚がない。という同じ理由で左の旋回が苦手だ。
車両感覚がないとそのへんのハンドル操作は完全にアテ勘にならざるをえない。だいたい2回に1回は上手くいくという心底心強い統計データを引っ提げて本番に臨んだ。
そして今回はどうやら二回に一回の上手くいく方であったようで、なんとかうまくいった。
屈折コースを曲がる時はただひたすら「当たるな当たるな当たるな」と唱えることしかできなかった。こんな運任せの運転手が運転する車は俺なら絶対に乗りたくない。
学科もテキトーにやったら受かった。早く終わりすぎてぷいんぷい~ん♪って言いながら天井を見てた。
なんか今回は一番難しい問題だったと20年後の大島優子が教えてくれた。そういうのは先に言ってちょ~wと思った。でも隣の奴は満点とってなんかマックのクーポンもらってた。(後にその話を教官にしたら「羨ましいな~それでハッピーセットを買うんだよなw」って言ってドスベりしてきてどうしようかと思った)
そのあとは一回家帰ってまた来て初めて路上を運転した。
帰りに風立ちぬを蔦屋で借りた。
映画自体は最高に素晴らしい映画だった。ただ家族と一緒に観たのだが、あいつらはどうにもうるさい。
逐一「今のどういう意味?」って訊いてくるしエンディングで余韻に浸ってたら後ろの方で弟が「やべ…パジャマ反対だった….」とか言うしもう絶対実家で映画は観ねえと思った。
エンディングでパジャマの表裏を気にするな。余韻を楽しめ。

今日はそんな感じ。