尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

合格

今日は第一志望ワセダ文学部の合格発表だ。

俺は高鳴る鼓動を抑え落ち着いて要らない参考書を車に運んでいた。
腰が朽ちた。
総重量四万トン(四捨五入済み)はあると思われる参考書をゴミ捨て場に捨て、一部は佐川急便で買取会社に送りつけた。
その時住所がわからなくて買取会社に電話をしたのだが、関西弁の地声の小さい若い女の子だったので俺は嬉しくなった。
関西弁というのはいいな。俺は関西弁を喋りてえよ。
唯一流暢に話せる関西弁といえば「何がおもろいねん」だけだな。
あまりの流暢さにこれだけ言ってれば俺は関西人と間違えられ、「池沼」のレッテルを貼られざるをえないだろう。

帰ってきて時間がちょうどよかったので合否を確認した。
俺はビビりだから結果が表示されても指が勝手にめっちゃ画面をスクロールして見えなくさせてしまった。
覚悟を決めて指を引き千切ってスクロールを止め、番号をそこに見つけると俺は嬉みのあまり口角がちょっと上がった。
実は自己採点の結果「これはワンチャンあるで」と思っていたのだ。
ちなみに麻雀において終盤のワンチャンスの放銃率は50~70%といわれる。だから安易にワンチャンを口にするのは演技が悪いのでやめた方がいい。
今でしょ予備校の解答が正確であれば、英語世界史が6割、国語が9割といったところだった。
要するに国語の一点張りである。
文学史を含めた三問しか間違えていなかった。
そう、俺が国語マスターであったのだ。
やはり長年に渡り培われた読書経験に始まり霜さかAを経て河合塾の問題集に終わるこの現代文力、さらにはセンターで舐めた苦渋をバネに要説源氏物語で鍛えた古文力に裏打ちされた国語力は伊達ではなかった。(漢文は誰でもできるぐらい簡単だった)
まあ文化構想が落ちてることを鑑みればこの合格は運によるところが少なからずあることは否めないが、運も実力のうちだ。
俺はやはり“持って”いた。それに尽きるだろう。
それから俺の早稲田志望を馬鹿にしたチンゲ共に連絡をし、一人一人メガネをずり落として回った。
昔の担任シマヅー(彼は俺の早稲田志望を馬鹿にしていない)に電話をしたら職員室に拍手が巻き起こり、内藤シンイチ(めっちゃわかりやすい数学教師 特にお世話になってはいない)が遠くでおめでとう的なのを言うのが聞こえた。
校長、副校長と電話が代わり、俺はヘコヘコしまくって野原ひろしみたいになっていた。
鬼の首をとったかのようになるのは無理もない。事実鬼も鬼、大将首をとったのだから。
ああ一体誰がこの合格を予想しただろうか。
万年E判定で最後甘い判定の模試で一度Cをとっただけの早稲田。
俺の尊敬する親父が通い、俺が最も感謝したい母親がなんかしょっちゅう遊びに来ていたという早稲田だ。
実は上智の合格を知った後、俺は完全に腑抜けていて受験どころではなかったのだが、なんとか両親に励まされ受けてみたらこうだ。
受かってみればなんのことはない、やはり早稲田は上智より輝いて見える。
もちろん上智は素晴らしい。
少人数でオシャレだし何より女の子がいっぱいいて可愛い。
早稲田は逆にバンカラーのウェウェイのウェイといった感じだ。
俺はウェウェイのウェイというよりあ....あ....といった感じなので雰囲気に馴染めるか不安だ。
だが上智の洗練された女子衆に揉まれたらと思うと俺は間違いなく一人浮きを達成していたに違いないのでゾッとする。


さて、今夜は受験終わりのお祝いとして松野のせいちゃんと逆境無頼タ↓イシと焼肉に行ってきた。

以下その様子


イメージ 1

大好きなお肉を焼くことで思わず笑顔が溢れる矢吹氏


イメージ 2

箸で顔をつままれ思わずコメディアンとしての使命を忘れ真顔を晒す開塚氏