終わらせろ!
仕事をな。
おれは今やっている仕事にある程度目処が立たないと終業できない真面目なヤツである。
今の会社にもそういった真面目なところと学歴を買われて雇ってもらったところがあるだろう。主に学歴だろう。あとTOEICの点数。
仕事の目処が立つとは、今のプロジェクトを成功させるために明日何をすれば良いのかが明確になっている状態のことである。
これがなかなか難しい。
だいたい、わからないことの方が世の中圧倒的に多いのである。
宇宙の果ては?素粒子とは?うちの犬がウンチを食べるのはなぜ?
ほら、わからない。
一度わかった気がしてご機嫌になり、爆弾ジョニーなんかを歌いながら作業を続けていると、問題が浮上してきてもうめっきり萎えてしまうことはよくある。
いわゆる、わかった気になっていただけというヤツである。
まったく仕事というのは大変だな。
途中で投げ出せないし、人のせいにしたら爪弾きにされるし、何より人からお金貰ってるのヤバすぎる。おれの人となりを知っていたら、みんなあんな契約金なんか払うわけないのである。
デザイナーって、絶対インハウスの方が楽してる。
実を言うと、「明日何をやればプロジェクトが成功するか明確になっている状態」で仕事を終えることなどほとんどない。
(全然真面目じゃない。)
大方、考えないフリをしているか、わからない恐怖に怯えてプライベートの時間を台無しにしているかのいずれかである。
もうちょい頑張れや!逆に、頑張ってたら大丈夫だ。
さっき、前職の後輩から連絡が来た。
向こうにしてみれば半年ほどしか付き合いもなく、マトモに育成もしないまま転職しくさったクソ先輩に違いない。
それでも、おれのことを思い出して連絡を寄越してくれるなんて控えめに言って嬉しすぎる。
ついつい、嬉しくなってしまった。
やはり、同期・先輩後輩というのは良い。(先輩はテキトーな先輩に限る)
今の会社には年の近い同僚があまりおらず、テレワークゆえに隣の席で誰かがモモウメみたいな話を振ってくれることもありえないので、やはり寂しい。
それを差し引いてもテレワークは計り知れない価値を持つが。
今日はクライアント先の会社に商品の見学に行った。
そのあと、頑張ったのでちょっと仕事が進んだ。(と思う)
濃いめのハイボールが、うまいと感じた。