休日の過ごし方
休みの日とかって何してるの?
なんもしとりゃせんのよ。
大体のやつが、何もしとりゃせん。
だから、もうその質問をやめにしよう。
たしかに、休日の過ごし方は、その人の人となりをよく表す、初対面の人に対して効果バツグンな質問かもしれない。
小さなリスクで、大きなリターンを得られる、良い一手かもしれない。
でも、現代人って休日何もしとりゃせんのよ。大体。
おれだけ?
予定がないと、だいたい無為に過ごして終わってしまう。
それはおれが無為人間(むいにんげん)だからか?
そんなことないだろ。誰もがみんな、休日にDIYしたり何かクリエイティブなことに打ち込んでいるワケないだろ。
DIYって、要するに日曜大工だろ。日曜大工が趣味のお父さんが、実際に日曜大工を行う頻度は1年に2回ぐらいだろうから、そう考えるとDIYが趣味って言ってる奴の頻度もその程度だろうな。
無為の反対は、創造的であることか?
何も為さないと書いて無為だ。何かを為すということは、生産的、すなわち創造的である必要がある。
人は創造的でなければいけないという強迫観念がないか?
おれにはある。
創造的でない人は、すなわちうんこ製造機である。生きる意味がない。
うんこの製造は創造的ではないのか?
少なくとも自分の手で(肛門ではあるが)、この世にただ一つしかないものを生み出している。
でも、みんなするからなあうんこという行為は。うんこそのものは大なり小なり(基本的に「大なり」と呼ばれるが)同じようなものだから、創造的であるとは言い難いだろう。
やはり、独自性が必要だ。独自の感性を磨くのだ。
人と違うことをしよう。同じうんこだって、一日7回したらクリエイターである。もしくは病気か。
とりあえず今後初対面の人に対しては「1日うんこを何回しますか」という質問をするようにしよう。