尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

世の中と隔絶された部屋より ーーベイクドポテトを貪りながら

深夜に食う飯はなぜこれほどまでにウマイのか。
「こんな時間にものを食べるのは良くない」という常識に、押さえつけられ、やがてその禁を犯すことになった瞬間の、言い知れぬ快感。
あしたのジョー」で、減量中のマンモス西がこっそり深夜にうどんを食いに行って、矢吹丈に「うどん野郎ーーっ!」と、ぶん殴られていたが、おれはマンモス西の気持ちがとてもよくわかる。(おれは時たま「矢吹丈」のハンドルネームを用いるが、それを考えると「マンモス西」に改名すべきなのかもしれない)
人間、「やっちゃだめ」と言われるとやりたくなる。
これは我々に備わる、束縛への反抗心という原始的欲求なのではないか。
万年思春期で、社会への反抗を一向に辞さず、その代わり学校を辞するような男には、ちとつらい。
「テスト勉強しなきゃだめ」という意識のもと、ただ無為に過ごす時間はそれほど心地良くない。
この場合、心地良くなろうとしたら、テスト期間の終了するその日まで眠り続けるしかない。
スリーピングビューティー杉山となるしかない。
だがそれは、深夜にジャガイモを食べてせっかく割れ出した腹筋を覆い隠してしまうこととはわけが違う。
増えた脂肪は減らせるが、減った単位は増やせない。


そういえば、アイルランドの主食はジャガイモらしい。