自然主義的ダイアリー
ブンブン、ハローユーチューブ
どうもヒカキンです。
私はヒカキンなので、今日から毎日投稿します。
たぶん嘘です。
今日は昼頃目が覚めた。
朝ご飯を作っていると、ジャスミンがやってきた。
ジャスミンと遭遇する機会はこのところ非常に少なくなっている。
人と会いたくない私がキッチンに居る時間を最小限にしているが故である。
その時も血圧が2だったので誰とも話をしたくなかったが、話しかけられたので、「話しかけんじゃねーよ」と思いながらも仕方なくいろいろ口走っているうちに、ぼくは明後日からスペインに行って帰ってきたらそのまま寮を出るからこれで話すのは最後になるかもね、などと要らんことを言ってしまったことにより、お別れムードが発生、完全にもう会ってはいけないカンジになってしまった。
結構しっかり今生の別を惜しんだ後、別々のホームに降りたら、線路越しにお互いの姿が見えてしまう、あの気まずさを味わいたくはない。
最悪に不自然だった会話の内容を悔やみ、自室に戻って安ワインをラッパ飲みし指を噛んで泣いた。
また今日はバリカンを借りることになっていた。
日本から30時間かけてスペインにやってくるやまだと会うにあたり、しっかりと刈り上げ直しておかねばなるまいという配慮である。
いつもバリカンを貸りるNに連絡をして、返信が来るまで根暗に落書きをして待っていた。
19時ごろ来いということだった。
それまで引っ越しの荷造りに手をつけたりした。
かっこいい服を買いすぎたので、パジャマやタオルは捨て置くことになりそうである。
Nの部屋へ行くと彼は吉田拓郎のライブをユーチューブで見ていた。
Nは、エイチアンドエムのアロハシャツを、サイズを間違えて購入したらしく、パツンパツンになっていた。
かわいそうだった。
バリカンを手にし、Nと連れ立ってたばこを喫いに表へ出て、日向を求めるうちに、Oの部屋の前に来た。
Nが窓を叩くとOが顔を出した。Oの部屋は一階である。
Nはたばこをひとくち吸って咳き込み「あかん」と言って地面に擦り付けた。この男はいつもこうである。ねだってもらったたばこをすぐ無駄にする。
Oも表へ出てくる。みんな今の時期は暇なのだ。
Oは一日平均8.5回ますをかき、アイルランドのクラブで累計30人の女の子とチューしたことが自慢のしょうもない男である。
いつもこの男に散髪してもらっている。
今回は自分でやろうと思っていたが、ちょうど良いので外で良いから刈るのを頼むと言うと、ここでは何だから、公園に行って刈ろうということになった。
大学のそばには、馬鹿みたいに芝生ばかり広がる公園がある。
春夏のアイルランドは日が長く、21時を過ぎても明るい。
天気が良いのでたくさんの人がいる。
犬も多い。
ユニフォームを着てサッカーの試合をしているのは、よく見るとおじさんたちだった。
木々や人々の影が長く伸びている。
空いている西向きのベンチに腰掛け、散髪が始まった。
ランニングをする人が、何人も後ろを通った。
どうもヒカキンです。
私はヒカキンなので、今日から毎日投稿します。
たぶん嘘です。
今日は昼頃目が覚めた。
朝ご飯を作っていると、ジャスミンがやってきた。
ジャスミンと遭遇する機会はこのところ非常に少なくなっている。
人と会いたくない私がキッチンに居る時間を最小限にしているが故である。
その時も血圧が2だったので誰とも話をしたくなかったが、話しかけられたので、「話しかけんじゃねーよ」と思いながらも仕方なくいろいろ口走っているうちに、ぼくは明後日からスペインに行って帰ってきたらそのまま寮を出るからこれで話すのは最後になるかもね、などと要らんことを言ってしまったことにより、お別れムードが発生、完全にもう会ってはいけないカンジになってしまった。
結構しっかり今生の別を惜しんだ後、別々のホームに降りたら、線路越しにお互いの姿が見えてしまう、あの気まずさを味わいたくはない。
最悪に不自然だった会話の内容を悔やみ、自室に戻って安ワインをラッパ飲みし指を噛んで泣いた。
また今日はバリカンを借りることになっていた。
日本から30時間かけてスペインにやってくるやまだと会うにあたり、しっかりと刈り上げ直しておかねばなるまいという配慮である。
いつもバリカンを貸りるNに連絡をして、返信が来るまで根暗に落書きをして待っていた。
19時ごろ来いということだった。
それまで引っ越しの荷造りに手をつけたりした。
かっこいい服を買いすぎたので、パジャマやタオルは捨て置くことになりそうである。
Nの部屋へ行くと彼は吉田拓郎のライブをユーチューブで見ていた。
Nは、エイチアンドエムのアロハシャツを、サイズを間違えて購入したらしく、パツンパツンになっていた。
かわいそうだった。
バリカンを手にし、Nと連れ立ってたばこを喫いに表へ出て、日向を求めるうちに、Oの部屋の前に来た。
Nが窓を叩くとOが顔を出した。Oの部屋は一階である。
Nはたばこをひとくち吸って咳き込み「あかん」と言って地面に擦り付けた。この男はいつもこうである。ねだってもらったたばこをすぐ無駄にする。
Oも表へ出てくる。みんな今の時期は暇なのだ。
Oは一日平均8.5回ますをかき、アイルランドのクラブで累計30人の女の子とチューしたことが自慢のしょうもない男である。
いつもこの男に散髪してもらっている。
今回は自分でやろうと思っていたが、ちょうど良いので外で良いから刈るのを頼むと言うと、ここでは何だから、公園に行って刈ろうということになった。
大学のそばには、馬鹿みたいに芝生ばかり広がる公園がある。
春夏のアイルランドは日が長く、21時を過ぎても明るい。
天気が良いのでたくさんの人がいる。
犬も多い。
ユニフォームを着てサッカーの試合をしているのは、よく見るとおじさんたちだった。
木々や人々の影が長く伸びている。
空いている西向きのベンチに腰掛け、散髪が始まった。
ランニングをする人が、何人も後ろを通った。