アイスランド 2日目おまけ レイキャビク徘徊編
レイキャビクへ帰る頃にはすっかり日が暮れていた。
バスはそれぞれの宿泊しているホテルへ降ろしてくれもしたが、観光がてら市街で降ろしてもらい、歩いてホテルに帰ろうと計画した。
この日以外に市街を観て回る時間がなかったのである。
しかし降りてから気づいたが、市街からホステルまで、結構な距離がある上に、猛烈に吹雪出した。
歩くことすらままならない。
こうなるともう観光どころではない。一寸先は吹雪である。
ありのー!ままのーー!!
息も絶え絶えに、教会へ辿り着く。神にすがりにきたわけではない。
ここはハットルグリムス教会とか言って、一応観光地なのだ。登るとレイキャビクの街が一望できる。らしい。
かなりの高さがあり、その堂々たる現代的な造りの風貌は見応えがあるといえばあった。しかし横殴りの吹雪という名の弾幕が、おれを呑気に鑑賞をさせることはなかった。
アルプス山脈を越える修行僧の形相でしばらく歩いていると、吹雪は止んで雪の積もった夜特有の静けさが戻る。
こうなると歩くのは楽しい。人通りも少なく、深夜徘徊のよう。「夜は短し歩けよ乙女」アニメ映画化おめでとう。
迎賓館「ホフディ・ハウス」
ここでレーガンとゴルバチョフが冷戦終結の協議を行ったという。はえ~すっごい。
またスギヤマリョウはここで留学終了までにベンチプレス80㎏を達成する協議を行った。
いちおう裏にも回る。まじめなので。
だからなんだという感じである。
いかにも雪国といった家屋。こういうの好きである。
外国のアニメでだいたい動き出すやつ。くだらん写真が多い。
この日はコンビニのビールとサブウェイで夕食にした。
物価オバケのアイスランドでも、ビールとサブウェイはさして驚くような値段ではなかった。
コンビニではなぜか手持ちのクレジットカードが使えずに焦ったが、サブのカードを通したら払えた。
店員のおっちゃんは良い人で、もたつくおれにも丁寧に対応してくれた。
サブウェイの女の子も鼻にピアスしていていかつかったが、優しかった。
明日は氷河湖Jökulsárlónを目指してアイスランド南部へ。