尾ひれ100%ブログ

服に7つのシミを持つ男プレゼンツ

FIGHT CLUB

おれの部屋は埃がひどい。
鼻水が止まらない。
特に布団が酷いらしく寝ようとすると喉が心なしか埃っぽく感じて眠れない。
いや、おまえ東京に居るとき、封印されること実に2000年みたいな埃塗れの部屋に住んでたやろ、と言うが、あれ以上に酷いのだ。
恐らく床がカーペットなのが良くない。
今日めちゃめちゃに掃除機をかけたが、布団は干せないのでやはり改善されていない。
窓は一つしかなく玄関は屋内に通じるので無論換気のしようもなく結構本格的に参っている。
週末に布団カバーを洗濯してみるつもりである。
さらにもう一つ、あの杉山でさえ酷いと言うのか、という問題がある。
おれは水周りめちゃめちゃ汚いマンとしてその名誉ある二つ名を欲しいままにする男だったが、同居人のアイルランド人が全員おれレベルで衛生観念が死んでいる。
共用のキッチンが汚すぎる。
ゴミ箱に酒瓶やピザの残りをやたらにぶちこんで一向に片付けないので、めちゃめちゃに臭い。
フライパンを洗わないのは当然らしい。気が合う。
同居人の中で常識人は例のフランス美人だけなので、心底同情している。
フランス美人は常識が凄い。だけど料理が苦手すぎるらしく、毎回しょぼい料理ばかり食べててかわいそう。
一方おれは焼きメシをレパートリーに加え、充実の食生活を送っている。
誰が何と言おうとおれは料理が上手すぎた。
アイルランドでも日本と変わらぬ食生活を送る強かな男、杉山、そのフライパンが炒めるは底無しの闇。

昨日、ボクシングとゲームとテニスと日本語に入会しました。
サークル入ってない勢としては異質の張り切り、迫真の四加入。
テニスは、受付のキャプテンアメリカみたいな男に話を聞いたらラケットもボールもいくらでも貸し出しOKさ!と言っていたし、日本人の友達が二人入るので、普通に楽しめればいいと思って入会した。
ちなみに会費は入会費が一律4ユーロのみ、素晴らしい。入学すべきは公立大学である。
ゲームは、ブースに行ったらWiiUマリオメーカーが開放してあった上、スプラトゥーンのフィギュアが置いてあったので、この留学一の能動性をもって熱心に話を聞いた。
すると、スプラトゥーンはどうかわからんけど毎週水曜はスマブラとかのTVゲームをみんなでやっていると教えてくれた。
スマブラでもいいかというのと、WiiUがあるならスプラトゥーンの機会もあろうと思って入会した。
そしたら水曜のその時間は早稲田生向けの英語の授業と丸かぶりして全然参加できないことに後から気づいて胸を叩いて泣いた。
来週はサボって行ってみようかと思っている。早稲田生と英会話を勉強するよりガイジンとゲームをするほうが留学としては優秀なはずである。
ボクシングは碌に話も聞かずにイエイエイエイ!と言ってすぐ入会した。
そして今日練習に参加してきた。
結果ほとんど死にかけた。もしかしたら二回ぐらい死んでいたかも知らない。
正直完全に甘く考えていたと言わざるを得ない。
発見として、ボクシングにおいてまず第一に必要なのは、パワーではなくスタミナであるということを身を以て痛感した。
それだから夜中にうどんを食うようなボクサーは鉄拳制裁も当然なのだ。
練習時間は19:15~20:00とあり、絶対物足りないゾとか思っていたが、体感的に2時間以上は身体を動かし続けていたように感じた。というか実際20分は確実に延長していた。
装備に関してもナメたことに水筒を持ってこなかったので、途中で一度逃げ出してくっさいトイレの水道水を飲む羽目になった。
くっさいトイレの水道水があれだけうまかったのは後にも先にもあの時だけだろう。そうであってほしい。
服装も、ヒートテックの下着に、冬用のスウェットパンツを履いていたので、無駄に暑すぎた。
さらに舐められないように筋肉を少しでも浮きだたせようと思って「CAPTAIN VIDEO」とプリントされた意味不明の子供用Tシャツを重ね着していたので通気性も死んでいた。
あと、パンチの素振りは案外難しい。
おれはブルース・リーのステップをたまにひとりで真似たりしていたので何とかなったが、うちの弟などは絶望的に向いていないだろう。
しかし久しぶりに本当に肉体を追い込めたので心身共に健康になった気分であった。
頑張って続けていきたい。